最近、iPhone 11 ProとMacBook Air(Mid 2019)を購入しました。
いずれも一足飛びのジャンプアップ更新で、後者にいたっては8年ぶりの購入。
ウキウキもするというものです。
最近のMacOS/iOSは、新旧の端末を近くにおいておくだけで、すべての設定やファイルを転送してくれる機能がついており非常に便利です。
手持ちのMacは2011でしたから、El Capitanで止まっており限界を感じていたのもあり、増税前のヨドバシの10%還元で飛びついた格好になります。
さて移行にあらかた成功し、そろそろ開発環境を、と考えXcodeを更新してみたのですが、起動後プロジェクトの読み込みが始まり、それに失敗してインジケータが回り続ける状態になってしまい、起動しなくなりました。
いや、起動はしているのでしょうが一切操作ができない状態になってしまったのです。
そういえば、初回の起動には異様に時間かかったよね、とか思いながら2時間ほど放置してみたのですが改善せず。
再インストールで改善するかと思ったのですが、最近のXcodeは巨大化が進み7.6GBもあるのでインストールに2時間かかるんですね。色々と調べてみると、Xcode本体の再インストールだけではだめで、各種の設定も消さないといけません。
それも2回試して、半日がこの作業で消し飛びました。貴重な休暇が…。
さてよく考えてみると、この起動状況、ひとつ気になる点があります。
Xcode起動後、プロジェクトの読み込みを行っているのです。
と、いうことは設定というよりは前回起動時に開いていたプロジェクトの情報が悪さをしているのではないかと思いたち、どこかにまだ消さないといけないファイルがあると確信しました。
そのファイルは、案外とかんたんに見つけることができました。
パスで書くとこんな感じです。
~/Library/Saved Application State/com.apple.dt.Xcode.savedState
一度Xcodeを終了させ、ターミナルを起動して、以下のコマンドを叩いてXcodeを再起動すれば復旧します。
1. cd ~/Library
[Enter]
2. cd Saved
[tab][Enter]
3. rm com.apple.dt.Xcode
[tab][Enter]
計4回のインストールの末、どうにか復旧できました。
同様の症状で困っている方に届けば幸いです。